やっとニキビが治ったと思ったら、なんだかしこりのような跡が残ってる!?
顔を見るたび気になるのになかなか治らない…なんてことありませんか?
ニキビ跡のなかでも治りにくく、自然治癒も難しいしこりですが、どうにかして治したいと思いますよね。
そこで今回はどうしてしこりができるのか、その原因と治療方法についてご紹介します。
しこりのようなニキビ跡とは?
ニキビ跡には赤みのあるものや色素沈着、クレーターといったものがあります。
そのニキビ跡の種類の中でも症状として重いのが、しこりになってしまったニキビ跡です。
痛みや痒みはなく、皮膚がボコッと盛り上がるのが特徴です。
同じような症状にケロイドタイプのニキビ跡がありますが、こちらはしこりニキビ跡よりも大きく、かゆみや痛みを伴います。
ケロイドタイプに当てはまる人は、こちらの記事をご覧ください。
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しこりのようなニキビ跡ができる原因
ニキビ跡がしこりへと変化してしまう原因は、ニキビの炎症が悪化した際に真皮や皮下組織にまでダメージを与えてしまったことにあります。
ニキビが長引いたり、繰り返したりすると再生機能が乱れます。
そして、炎症が治まると損傷した肌を修復しようとコラーゲンの元となる細胞を生成しますが、再生機能が乱れているため細胞が過剰に作りだされてしまいます。
そうすると必要以上の余った細胞は膨らんで盛り上がった状態になります。
これがしこりのようなニキビ跡です。
しこりのようなニキビ跡は大きくなってしまうことが多く、赤くなることもあります。
しこりニキビ跡は自然治癒できる?
一度しこりが起こると、化粧品などによる自然治癒は難しいため、専門の皮膚科医への相談をおすすめします。
長期に渡って炎症が続いていた場合や、アレルギー体質の人はそのまま跡が残ることもあります。
ニキビが長引いている場合や、同じ箇所に何度もできる場合はしこりになりやすいので注意が必要です。
しこりができやすい部位は、下あご、フェイスライン、背中などですが、それ以外にもできることがあります。
しこりニキビ跡の治療法
レーザー照射
しこりの治療としては最もメジャーな方法がレーザー照射です。
レーザーでコラーゲン組織にダメージを与えて再生を促します。
こうすることで新しい正常な組織へと生まれ変わらせるのです。
いずれも月1回程度継続して繰り返すことが求められます。
レーザーの種類はいくつかありますが、すべてのレーザー治療は基本的に保険適用外となり、自費診療で行うことになります。
代表的なレーザー治療の種類と特徴をみていきます。
医師に相談しつつ、自分に合った治療方法を選びましょう。
炭酸ガスレーザー
- 水分に吸収されやすいレーザーをしこりに照射して、かたくなった皮膚組織を取り除く。
- 効果は高いものの、レーザーを照射した後しばらく皮膚が赤くなったり、凹んだりすることがある。
- レーザー照射後、3~6ヶ月で元の肌に戻っていく。
フラクセルレーザー
- 肌の表面に0.1mm程度の穴を無数に開け、皮膚細胞の入れ替えを行う治療方法。
- 細かい点状にレーザーを照射するため、肌へのダメージが少なく、施術後のダウンタイムも短い。
- 施術後の肌は数日赤くなりますが、1週間ほどで細かいかさぶたが取れ、色素沈着もほとんどなし。
クールタッチレーザー
- -30℃の冷却ガスを噴射しながらレーザーをあてる方法。
- 肌への負担は少なく、痛みや傷も最小限にすませることができ、施術後かさぶたができることもない。
- 他のレーザー治療に比べて、効果が低い。
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ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは肌表面にフルーツ酸(AHA)など酸性の薬剤を塗り、古い角質を除去する方法です。
使用する薬剤はトリクロロ酢酸などの強い薬剤で、これを塗布することで皮膚の表面から真皮にかけて瞬時にダメージを与え、新しい皮膚を再生するよう促します。
この方法のメリットは手軽にできることです。治療のペースはレーザー照射の場合と同じく、月1回を目安に行います。
ただし、通常のニキビ治療より強い酸を使用するため、施術後は深いかさぶたができます。
そして、それがはがれた後も数週間赤くなることがあります。
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ケナコルト注射
赤く盛り上がったしこりで、まだ比較的新しいものの場合、注射が有効です。
使用するのは「ケナコルト」という薬剤です。これは、長時間作用型のステロイド剤です。
しこり状のニキビ跡というのは、コラーゲンなどの繊維が過剰に生成されている状態です。
ケナコルトを注射器で患部に注入すると、それを軽減してくれるため、炎症が治まり腫れがひくという即効性があります。
ただし、ケナコルトを注入する場合はその量が適切でなければなりません。
注入量によっては、血管拡張や皮膚の凹みといった副作用の可能性があります。
そのため、治療の際は経験豊富な医師を選ぶことが大切です。
しこりニキビ跡を悪化させないケア方法
新しくニキビを作らない!
しこりができている部位の周辺に新しいニキビができると、しこりのニキビ跡が悪化する恐れがあります。
新しいニキビができるたびに、しこりが増える可能性もあるため、ニキビの悪化を防ぐことは何よりも大切です。
できてしまった場合は抗炎症作用のある薬を皮膚科などでもらって治療しましょう。
生理前など事前にできやすい時期が分かっていれば合わせて皮膚科で処方してもらうのも一つの方法です。
そして、新しいニキビができないように対策をとるのも大切です。
特に、普段のスキンケアで肌のターンオーバーの正常化を保つことが重要です。そのためには乾燥しないようしっかりと保湿を行いましょう。
しこりニキビ跡を触らない!
しこりができている部分は、色に関係なくその部分は触らないようにしましょう。
特に赤くなっている状態でこすったり潰したりすると、炎症が悪化してかたく盛り上がったり、さらに赤くなる可能性があります。
フェイスラインやアゴ、鼻といった部分は無意識に触ってしまったり、頬杖をついたりして刺激を与えがちです。
意識して触らないように心がけましょう。
また汗をかくと、その痒みが刺激となって悪化することもあります。
それを防ぐためにも、汗をかいたら放置せず、すぐに優しくふきとるようにしてください。
首にできている場合や、アトピー肌の人は特に要注意です。
背中にできた場合は目に見えないため、ごしごしと洗いがちですが、そこも優しく泡で洗うようにしてください。
バランスの良い食生活
肌のターンオーバーを正常化するためには、バランスのとれた食生活を送ることも重要です。
特に摂取したいのは、肌の修復力を高めるビタミンCやビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEやミネラルです。
反対に、炭水化物や糖質、脂質のとりすぎには注意が必要です。必要に応じてサプリメントも取り入れましょう。
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ニキビ予防におすすめのスキンケア
しこりニキビ跡を増やさないようにするには、普段からニキビを作らないためのスキンケアを行うことが重要です。
今回は、しこりニキビ跡ができている人におすすめのニキビケアシリーズを紹介します。
ビーグレン ニキビケア
ビーグレンのニキビケアは、繰り返しできるニキビを予防するために「できたニキビ」と「ニキビ予備軍」に働きかけます。
不要な汚れや角質を洗顔で取り除き、ローションで肌コンディションの整った肌にします。
美容液にはビタミンCが含まれ、ソフトピーリング効果で肌の生まれ変わりを促してくれます。
クリームには保湿成分がたっぷり含まれているため、乾燥しがちな肌を守ります。
b.glen(ビーグレン)ニキビケアのおすすめポイントや口コミを紹介!
ノブACアクティブ
ノブACアクティブシリーズは、ニキビの原因となる古い角質や汚れを落としてくれるマイルドピーリング効果を期待できます。
数種類のビタミンが含まれていて、保湿成分もたっぷりなので肌の潤いバランスを整え、健やかな状態にします。
ビタミンC誘導体も含まれているので、ニキビの炎症によるシミやそばかすも防いでくれます。
「ノブACアクティブ」はニキビケアにおすすめ?成分や口コミを紹介
まとめ
ニキビ跡がしこりへと変化してしまうと、自分の力で治癒することは難しいです。
治療方法にはレーザーや注射などいくつか方法がありますが、どれもメリット、デメリットがあります。
どういった方法が適切かは、信頼のおける医師と相談して決めましょう。
そして、しこりを作らないためには新しいニキビを作らないことが一番です。
そのために普段のスキンケアやバランスのとれた食生活を心がけましょう。
きちんとしたセルフケアから健やかな肌を取り戻しましょう。
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